高級ホテルのカレーライスって、お値段が結構することはもちろんですが、一味も二味も工夫が凝らしてあり、そのため満足できるお味かどうかは人の好みに大きく左右されますよね。今回は、上高地に位置する帝国ホテルの中のアルペンローゼというレストランでカレーライスをいただくことにしました。
上高地帝国ホテルに入ってすぐの、ロビーラウンジもなかなか混雑しており、おいしそうなメニューが並びます。しかし、今回のお目当てはカレーライス。ロビーラウンジを横目に、アルペンローゼというレストランへと移動します。
ランチタイムの終了間際に訪れたのでほとんど人はいません。もちろん、ランチタイムはとっても混雑していたと思います。雰囲気はなかなかゆったりとしており、大きなログハウスに来ましたというような感じです。
スプーンやフォークがしっかりと磨いてあります。やはり、これらが汚いと食べる気もしませんよね。さすが帝国ホテルといったところでしょうか。期待できます。テーブルに敷かれた紙は、上高地のマップになっているので、待っている間は、どのように上高地を散策するか作成会議ができます。
まずは、サラダです。山奥にもかかわらず新鮮なサラダが出てきます。お味付けもちょうどいいですね。
お待ちかねのビーフカレーです。ご飯の量が少ないですね。こんなもので足りるのでしょうか。私の胃袋を満たすことはなかなか難しいですよ。
見てくださいこの如何にも煮込んでますよというビーフカレー。ビーフの量も半端ではありません。これはお値段結構するわけですよ。
ぜーんぶお皿の上にのせてみるとこんな感じになりました。もうお肉だらけで気持ち悪いぐらいですね。なかなかのボリュームになります。気になるお味はどうかというと、やはりお肉がとろけるのです。これだけぶつ切りになっているのですが、その厚みを感じさせないぐらい噛まずに溶けていくので、長い長い時間をかけて煮込んでいることがすぐにわかります。トマト味が強いビーフカレーになりますので、嫌いな方はいるかもしれませんが、ほぼ万人受けする味と言っていいでしょう。コクや深みがあり、しつこすぎず、でも単純な味でもない、絶妙な味付けがグッドですね。
さて、このビーフカレー、お値段はというと、2600円也。都内の平日ランチだと、1週間ぐらい持ちそうですね。牛丼換算をすると。。。などと言っていては、おいしいものは食べられません。上高地ならではの雰囲気とともに、たまには高級カレーなんていかがでしょうか。