日蓮宗の総本山でもある身延山久遠寺(みのぶさん くおんじ)は、桜の季節になると参拝に加えて樹齢400年のしだれ桜の見物客でにぎわう有名な観光スポットです。
まとめ動画です:
桜の季節は大渋滞。駐車場に車を停めるので大苦労
駐車場はそれなりに台数が置けるのですが、どうしてもこの季節になると渋滞します。身延山久遠寺の周辺は一つの村となっており、細い道がいくつかあります。交通規制をしているので、一度中に入ってしまうと出られず、駐車場に着くまでなかなか抜け出せなくなってしまいます。訪れる際には、時間に余裕をもって訪れることを強くおすすめします。私が訪れたときは、少し桜が散り気味だったのですが、お昼頃に訪れたところなんと1時間30分ほど駐車場に停めるまでに時間がかかりました。途中であきらめ、本堂に一番近い駐車場ではなく、三門付近に車を停められたのですが。。。
http://www.kuonji.jp/kuonji/index.htm
三門からは鬼の287段の石段が待ち構える
急がば回れとはまさにこのことだと時思ってしまいました(笑)三門近くの満開の桜と赤い傘とのコントラストを楽しんで写真を撮っていたのはよかったのですが、その先には急な石段が待ち構えていました。
三門から本殿までは、287段の石段があり、菩提梯と呼ばれ、登り切れば涅槃に達するという意味が込められているそうです。渋滞でへとへとなうえにこの急な石段となると、ダブルパンチ状態です。よくこんな石段を作ったものです。
登り切らないと本堂までたどり着きませんので、選択肢はありません。せっかく遠路はるばる来たのですから、ここであきらめて引き返すわけにはいきません。ちなみに、奥の駐車場まで潔く向かっていた場合は、斜向エレベーターというなんとも近代的な乗り物に乗って本堂まで汗一滴もかかずに登れるようです。こんなことではご利益ありませんよと。。。
これ、写真で見てもつらそうなのが伝わってくるかと思いますが、実際にはさらにつらいです。体力に自信のない方はやめておくことを強くおすすめします。
石段を登っていくと、ようやく五重塔と大きな枝垂桜が。頂上が近づいてくるとあともう少しと思って登れますね。
ようやく登り切ったかと思うと、涼しげな顔をした見物客がちらちらと。あれだけ渋滞していたんですから、お客さんもたくさんいますよね。石段にはほとんどいませんでしたが。
敷地の広さと本堂の大きさに驚く
日蓮宗の総本山ということもあり、大きさは別格です。こんな山の上にこれだけ大きな建物をいくつも建てるのですからすごいものです。本堂の中は撮影禁止ですので、訪れた方のみ見られるといったところでしょうか。きらびやかな装飾が印象的でした。
どれほどの方々が働いているのでしょうか。相当の人数がいます。
久遠寺の枝垂桜は見ごたえあり
久遠寺の枝垂桜は、祖師堂の隣に位置します。この枝垂桜は、樹齢400年であり、大きさは見事です。
なんといっても、この黒い本堂と、赤い祖師堂、そして枝垂桜が一枚に収まるところがいいですよね。
別のアングルからもう一枚。
枝垂桜だけではありません。境内にはほかにも桜の木が植えてあり、ちょうど見頃を迎えた桜の周りに見物客が集まっていました。青空と桜は最高ですよね。
見たこともないようなハチさんがたくさんいたのですが、怖がらずにパシャリと取りました。
桜の季節には訪れたい名スポット
東京からのアクセスは少々難しい位置にありますが、山梨近辺がお天気であるときに訪れたい桜の名スポットですね。時間がありましたら是非。